9泊10日、最長距離の旅(関東の聖地巡礼編①)~映画「天気の子」の聖地に選ばれた山手線一番の無名駅はまさかのあの駅だった??~

旅もいよいよ終盤を迎えた。

7日目の朝だ。

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いつもの田端駅

天気の子の有名な聖地を少しだけ回ろうとやってきたのは、田端駅南口だ。

この山手線の全駅の中で唯一無人改札なのがこの田端駅南口だ。

実はこの田端駅こそ山手線一番の無名駅だったのだ。

ツイッターではよく「田端でバタバタ」といったツイートをよく見るのだが実は一番無名で地味な駅である。

どうしてなんだろう?自分も分からない。

そんなこんなでとりあえず天気の子の大事なシーンで使われた田端駅の風景は…

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この風景…どこかで…

皆さんはこの風景をどこかで見覚えがあると思います…いや、絶対あります。

www.youtube.com

この予告編に出てきますのでじっくり見てほしい。

重要なキャプションが付いているシーンですのでしっかり見ればお分かりになるはずです。

しかし何故こんなに田端駅は一番無名と言われ続けているのか。

地下鉄や私鉄各線とは乗り換えが全くなく乗り換え可能なのは横を通っている京浜東北線だけ。

確かに乗り換えが京浜東北線だけだとそれは言われても仕方ない。

山手線の中では鶯谷、目白に次いで3番目に乗降客数が少ない…。

これほど地味とも田端駅、実は有名な「鉄道の聖地」である。

田端駅は開業してから今年4月で123周年を迎えた。123年…東京駅よりも古いのだ。

それにかつては常磐線も通っていて東京のターミナル駅でもあった。

そして嘗てはブルートレインの「北斗星」や臨時寝台特急カシオペア」(カシオペアについては今も団体列車で牽引している)で活躍されていたEF81等の機関車たちが所属している田端運転所、そして多くの車両が配属している尾久車両センターがあるため「鉄道の聖地」と呼ばれ多くの鉄道のファンが訪れ、さらには芥川龍之介など多くの文豪が住んでいたことから「文豪の街」としても有名なのがこの田端駅だ。

「鉄道の聖地」であり「文豪の街」として一部のファンから有名だが一般的には馴染みがない上に遊べる場所が少ない…何もない…それが山手線の中で一番無名である駅「田端」である。

それを象徴するかのように「天気の子」で聖地になった田端駅南口はかなり小さかった。

「改札が3つしかない…。これ…本当に東京都内の駅なのか…?」

初めて降りた自分でさえも「ここだけ…田舎…????えっ…嘘だろ…。東京都内だよな…?なんで…。信じられない…。」とほんとに驚きを隠せなかった…。

 

「天気の子」の聖地に訪れたい人は、田端駅で降りて南口の改札を通っていただき田端駅の印象どのように感じるかを是非体感していただきたい。

 

次回へつづく。