自身最長の大回りチャレンジ!のはずが…~5年前の湖西線での悪夢再び、まさかの結末編~

30日午前4時50分

俺は京橋駅にいた。一体なぜこの時間に京橋にいるのか…?って思ってる人はきっといるだろう。

夏の終わりに何かチャレンジしたいな。と思い浮かんだのは…

大回り乗車チャレンジ

そう…大回り乗車だ。しかしどこからどこまでを大回りでなのか?

関西最長は塚口→塚本で大回りすれば実に18時間乗車。

しかしこれだと帰れないじゃないか。

みんながよく関西でやる大回りルートは塚口→加島で大回りすれば17時間。

加島に着くのはなんと23時過ぎだ。もしダイヤが乱れるようなことがあっても福島駅下車でも大回りは成立するから多少は問題ない。

これなら大回りはクリア後も帰れる。

そういうことで自身最長の大回りチャレンジのため塚口で改札を出て切符を購入。

6時05分発福知山行きから大回りがスタートした。

ルートは塚口→谷川→西脇市加古川近江塩津草津→柘植→加茂→木津→放出→久宝寺→奈良→和歌山→天王寺(もしくは天王寺からそのまま外回りで福島で大回りエンド)→京橋→加島というルートだ。

しかし、始発から和歌山線の高田~五条が大雨で見合わせ中。

それでも和歌山線を通るのはまだ後半だからきっと運転は再開するはず。

谷川着いて加古川線に乗り換えて西脇市加古川行きに乗り換えて加古川に着いた。

そしてそこから新快速で湖西線経由で近江塩津だ。

京都までは順調に進みここから湖西線だ。

ところが…比叡山坂本駅を出て堅田に向かっていた途中の事だった。

大雨が湖西線の新旭~近江高島間で降り出した影響からか

「この電車は途中の近江舞子止まりとなります。」

とアナウンスが…。そしてまさかの結末を迎えてしまった。

堅田到着。乗り越し精算を済まし、改札を出場。

「………。」

まさかの近江舞子から先の新快速が運転取りやめに言葉が出てこなかった……。大回りチャレンジがここで終わることになろうとは……予想もしなかったからだ。

強風の時は大体サンダーバードは迂回経路で米原経由なるのはよくあるが

大雨の規制量をこんなに早くも…?と思った。

湖西線の大雨で影響食らったのはこれが初ではないのだ。5年前も同じく大雨の餌食に遭っていた…w

5年前の8月16日…奇しくも誕生日前日だった。

富山での観光を済ました俺は最終のサンダーバード(この時は北陸新幹線開業前だったため富山始発があった頃)で帰ろうとしていたその時に起きたのだ。

20時前にサンダーバードが出発、金沢までは大雨の影響はなかった。

しかし金沢以降から大雨が酷い影響でここから特急とは思えないくらいの速度で走る。

速度60kmも出てない…?まさかとも思える速度だ。

福井駅で相当な時分の待ち合わせ。さらには車掌さんからブランケットまで用意されてしまい…。

「これ…まさか?深夜特急どころか寝台特急…?」

ブランケットまで用意されるということはつまりそういうことだ。ここからが本当の長い旅路だと。

そして日付が変わって誕生日を迎えてしまった。まさかこの列車の中で迎えようとは…。驚きしか出なかった。

福井を出ても大雨が止む気配は全くなく、敦賀以降も速度が上がらない…。

ようやく速度が上がったのは近江舞子過ぎてからだったのかな?(どこから速度が上がったのかは曖昧だが恐らく近江舞子から)速度が通常になった。

「京都に着く頃の時間何時になるんだ……?」

と自分も気にはなってしまってる。

そして京都に着いた。時計を見た。時間は……

午前4時

まさかの午前4時だったw。何と5時間半も遅れていた()。

そしてここでまさかのサンライズ出雲・瀬戸の通過待ちw。

「……ww」

言葉を失ったどころか苦笑いするしかなかったw

そして午前4時30分

ついに終点大阪駅に帰ってきた。

気が付けば環状線も始発がまもなく動く頃だった。

20時前に出て通常なら23時過ぎに着くはずがまさかの約5時間半の遅れ、大阪着いた時には陽が昇り始めてたからホントに長かったなぁ…と。今でも頭の中には記憶として残っている。

その5年ぶりの悪夢、また新たな記憶として残ってしまいそうだ。

こうしてチャレンジは思わぬ形で終わってしまった…

しかしこんな形で終わるのは良くない。そうだ。まだ挑戦できる機会はいつだってある。

「絶対リベンジする。してやる。必ず。」

俺はそう誓った。リベンジする日が来るまで。