道に迷った外国人と不思議な出会い~箕面編~
これは昨日、俺が仕事終わってからライトアップ見に行こうと箕面において道に迷った見知らぬ外国人と不思議な出会いを果たした物語だ。
28日水曜日17時
俺はこの日の仕事を終え、どこに出かけようかそれとも家に帰ろうか悩んでいた。
この時期にライトアップやってるとこってどこかあるのだろうか?と疑問に思いながら検索をかけてみた。すると…
「箕面の滝ライトアップ 9/1まで開催」
やってるではないか。それも箕面だ。夜10時までなら全然大丈夫だ。
天候状態も問題ないみたいなので、ここに行こうと決めて、電車で箕面まで移動することに。
京阪、JRを使って大阪梅田へ。そして後は阪急で箕面に向かうだけだ。
急行に乗り、石橋で乗り換えていざ箕面へ。
そういえば乗ってたら箕面線に引っ越してきた(?)7000系がいました。(撮れてないけど)
中間車に元神戸線で活躍していた6050編成の中間車が組み込まれていた。
それほど違和感は感じなかったが照明が化粧板が若干違ったり…(?)してましたね。
そんなこんなで終点の箕面駅に着いた。
いよいよここから2.8kmの徒歩だ。所要時間は約40分。
とても長い道のり…。箕面温泉を過ぎるとここから先は森の中の道路だ。
割とアップダウンがある道路。そして滝の音がものすごく聞こえる。
雰囲気が凄く自然だ…と俺は感じた。
歩き始めて20分くらい経過。まだ大滝が見えない…。
ずっと直進していけばその先に大滝はあるだろうとは思うがさすがに長い…
さらに5分経過したその時だ。
橋を渡ってたらそこには道に迷った外国人が…。
その時俺は足を止めた。
「俺を呼んだ……のか……?」と半信半疑。
ただその外国人は俺に何か尋ねているようなので一応呼んでるようだ。
その外国人は身振り手振りで
「箕面の滝に行きたいのですがどこに行けば?」と尋ねていた。さらに
「あなたも箕面の滝に?」と言っていたので俺も一応「イエス!」と言いつつ
「一緒に行きますか?この道ずっと直進です。」と言った。
その外国人は「サンキュー。助かったよ。」とカタコトで言った。
そして歩き続けてさらに5分。ついに辿り着いた!
箕面の滝だ。滝の音が凄い…そして涼しい…。
ようやく箕面の滝に着いて外国人は「Wow!It's Beautiful!!」と叫んだ。
俺に「Thank you!!」と言ってくれた。まさか言ってくるとは思ってなかったので少しウルっとしてしまった。俺も嬉しく感じた。
目的地に着いたことだけでも達成感が外国人からもの凄く感じた。
帰りも箕面から梅田駅まで案内することに。
すると歩いてる時「What's your name?」と
「My name is 〇〇.」と答えるとその外国人も
「My name is Gabriel.」と答えた。イタリアのナポリから来たらしい。
「ガブリエル…かっこいいな…。」と俺も感じてしまった。
そんなこんなで歩いてたら箕面に着いて電車に乗った。
するとガブリエルが写真見てほしいと身振り手振りしていたので仕方なく見させていただいた。
すると俺はこのように思った。
「アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ各国、台湾等…俺よりもかなり旅してる…。」と俺は驚きを隠せなかった。
心の中で「俺もいつかいろんな国に行ってガブリエルさんみたいに旅したいな。」と。
梅田に着いた。そしてガブリエルさんとお別れ。
「アリガトウ。バイバイ。」
とハグして、ガブリエルさんはなんばに向かっていったのだった。
俺はこういう出会いから別れまで一緒に同行したのは初めて。
コミックとかアニメでもよく見るこの不思議な出会い。実際にこういうのが起きると楽しいなって俺はそう感じた。